Vol.05 : 2021.7

夏詣へ、
まいりましょ。
ゆっくり、
のんびり下町歩き

とうとう、夏がやってきました。
とはいえ今年もやっぱり、遠くへは行けそうにもありません。
そこでひとつ、どうでしょう。
この夏は、潮見から電車でひと乗り、
門前仲町の下町情緒に触れる旅なんて。
江戸から続く古社で、
半年分の感謝を込めて、夏詣。
下町をぶらりと歩いて、
甘味処でパワーチャージ。
気の済むまで、心ゆくまま、のんびりと。
片道約20分の下町で味わう、
ちょっとオツなバカンスです。

01江戸からの時を刻む
『富岡八幡宮』で夏の参拝

門前仲町駅から歩くこと、約6分。
ひときわ緑が繁茂するなかに、あの『富岡八幡宮』はありました。
寛永4年(1627)の創建以来、営々と街を見守り続けてきた江戸最大の八幡様
今回の旅は、この古社が舞台です。
さあ、鳥居の前で一礼したら、参拝へと参りましょう。
これはなんだろう?
参道の途中で見つけたのは、大小さまざまな三つの石碑。
実はこれ、力自慢の跡なのだそう!
ことの始まりは江戸時代。
深川や新川に連なる倉庫街で働いていた力自慢の職人たちが、力比べをするようになったのだとか。石に刻まれているのは、担ぎ手の勇名と重量。
「深川八幡祭り」名物である深川担ぎの由来を前に、感動もひとしおです。
ちなみに江戸三大祭りに数えられる「深川八幡祭り」の次の開催は、二年後となる令和5年。
町と人とがいっそうの活気に包まれるあの日が、今から待ち遠しいですね。
さらに参道を進むと、見えてくるのは大きな社殿。
拝殿と本殿を前後に連結させた「重層型準八幡造り」は、壮麗にして厳かです。
襟を正し、二礼二拍手一礼、そして祈念。
主祭神である応神天皇へ、過ぎし半年への感謝と、来たる半年の無事を願って…。
社殿の左手奥へと続く道を辿ったら、末社を発見。
緑の風が吹き抜けていくのが心地よくて、
参拝がてら、もう少しだけここで深呼吸。
あっ、こんなところに「富士塚」も。
江戸時代、富士山は庶民の人々の憧れ、信仰の対象でした。
人々は巡礼が難しい富士山に代わり、それに模した岩石を拝んだそう。
ミンミン蝉の声に紛れながら今なお佇む、江戸の面影。
夏の古社に来てみたら、泣きたくなるようなノスタルジーに出逢いました。

富岡八幡宮

住所:東京都江東区富岡 1-20-3
アクセス:ホテルから電車 約17分(JR京葉線「越中島駅」徒歩13分)/
自転車 約13分
タクシー約10分
バス 約15分(江東区コミュニティバス「しおかぜ 木場ルート」にて潮見駅前→木場二丁目下車 徒歩約5分)

02下町をぶらり歩いてお土産選び

参拝後は、下町をぶらり散策。
せんべいが所せましと軒先に並ぶのは、約60年余りの歴史をもつ老舗『其角せんべい』。
ぬれせんやおこげせん、あられにおかきなど、多種多様なおせんべいが並びます。
おかきマカロンの文字に惹かれて近づくと「そっちなんかじゃないよ、『日本一堅いげんこつ』(¥690)が一番人気だよっ」と店主さん。
ぶっきらぼうで親切なコミュニケーションが、下町風情だなあ。
薦められるがままに食べてみた感想は…。
歯の強さに自信のある人にだけ、オススメしたいところ。
こちらは、色とりどりのミニチュア傘が目を惹く雑貨屋『ななツール』。
店主が定めた七つ道具(日常モノ、日和モノ、携えモノ、香りモノ、首元足元、マイブーム、遊びゴコロ)を中心に、こじゃれたセレクト商品がラインアップされています。
人気はつげのブラシ。贈答用としても選ぶ人が多いのだとか。
ちなみに、ショーウィンドウのミニチュア傘も実際に購入が可能。
店舗のディスプレイから推しメンの祭壇デコレーション、子どものおままごとまでと幅広い用途で愛用されているそう。
いっぷう不思議な品物を前に思うことは、「下町って、おもしろい!」。

其角せんべい

住所:東京都江東区富岡1-14-7
アクセス:ホテルから電車 約16分(JR京葉線「越中島駅」徒歩12分)
※富岡八幡宮から 徒歩2分

雑貨屋『ななツール』

住所:東京都江東区富岡1-9-2
アクセス:ホテルから電車 約16分(JR京葉線「越中島駅」徒歩12分)
※富岡八幡宮から 徒歩2分

03昔ながらの甘味処で
美味しいパワーチャージ

最後は、永代通りに面した甘味処『由はら』で美味しいパワーチャージ。
この店イチオシは「宇治金時」(¥730)。
48時間かけて凍らせた天然氷を使用しており、口に入れた瞬間ふんわりほどけていく、癒やしの食感。柔らかい甘味のあんこ、抹茶シロップと、好相性です。
昔ながらの「あんずクリームあんみつ」(¥950)も、あんずの甘酸っぱさ、牛皮のもちもち感、みつ豆の歯ごたえがたまらない!
涼しい空調のなか、夏の醍醐味を味わって。
こんな近場にオツなバカンス、見つけました。

甘味処『由はら』

住所:東京都江東区富岡1-10-8 湯原ビル1F
アクセス:ホテルから電車 約16分(JR京葉線「越中島駅」徒歩12分)
※富岡八幡宮から 徒歩1分
  • 藤松あや

    ほぼ隔月で全国各地の神社と宿を巡る、トラベルライター。念願叶って飼い始めた柴犬と、いっしょに旅する方法を模索中。旅には、高千穂神社の香り守 (杉のアロマエッセンス)と佐藤愛子史の本が欠かせない。

  • 小春日和はアート散歩へ。
    話題の清澄白河で感性を
    磨くひととき

  • 年末は気の置けないあの人と。
    門前仲町でちょい飲み&ぶらり旅

  • この冬をとびきり
    ロマンチックに。
    お台場で過ごすクリスマス

  • “ミクロな大冒険”を始めよう!
    トンネルを抜けて1/80サイズの不思議な世界へ

  • 秋よ、こんにちは。
    月島で美味しい・楽しい下町遊び

  • お忍びバカンス。
    東京湾の貸切クルージングで、非日常のひとときを

  • 雨の日の物語。
    アート巡りに魅せられて

  • きらめく運河に、わたる潮風。
    初夏のひみつのさんぽ道

  • 潮見から未来へ出発!
    キッズと一緒に、
    遊び・学んで・芽吹く旅

  • ココロ弾む、春色に。
    いま、満開の桜に逢いに行こう

TOKYO BAY SHIOMI PRINCE HOTEL

〒135-0052 東京都江東区潮見2-8-16

TEL:03-6660-3222

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