Vol.04 : 2021.6

雨の日の物語。
アート巡りに魅せられて

雨の日こそ、アート巡りをしたい理由。
それはいったい、何でしょうか。
活動が制限される日も愉しめるレジャーだから?
アートで賑わう[東京・有楽町]へほど近く、しかも濡れずにアクセスできるから?
それらももちろんあるけれど、
街の空気が変わる雨の日は、感性がちょっぴり研ぎ澄まされるから、だと思うのです。
その証拠に、ほら。
映画だって、小説だって、雨の日に始まる物語はいつだってドラマチック。
さあ、雨の日しか見つからない煌めきを探しに、アート巡りへ出発してみませんか。

01ニューオープンの
『CADAN有楽町』で、
驚きの体験に出逢う

潮見駅から東京駅まで電車に揺られること、約7分。
「京葉地下丸の内口」から地上へ出れば、そこはもう有楽町。
丸の内仲通りに面したガラス張りのギャラリー『CADAN有楽町』ではこの日、杉山健司氏による個展「I I M – 親密な美術館 -」by STANDING PINEが、思わず”覗き込みたくなる”ような世界を展開していました。
無造作に展示された、空のスパゲティボックス。
中を覗くと、そこには小さな美術館が!
あっと一瞬息を呑む、私だけのミクロな喜び。
作家の過去作品が展示された小さな世界へ踏み入ると、そこにあるのは、”私と作品”だけ。
個展名「Institute of Intimate Museums」(“親密な美術館”)の通り、ごく私的でプライベートな感覚に包まれます。
まるで、作家の世界を通じて、自分自身へと没入していくみたい。
こうした斬新なアート作品の展示は、運営の「日本現代美術商協会」加盟ギャラリーが2~3週間交替で行っているそう。どんな作品に出逢えるかは、一期一会のお愉しみ。

CADAN有楽町

住所:東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F
アクセス:ホテルから電車 約23分
(東京メトロ有楽町線「有楽町駅」D2出口 徒歩3分)

02『相田みつを美術館』で、
こころ揺さぶる言葉に触れて

有楽町エリアで忘れてはならないのが、『相田みつを美術館』。
相田みつを没後30年、美術館開館25周年となる節目の今年は、「みつをが遺したもの」と題して会期を分け*、作品を展示中。

©️相田みつを美術館

静寂にぽつねんと浮かぶ、素朴な字体の言葉たち。
今や誰もが知るこの作風も、元はと言えば、相田氏が”本当に伝えたいことを伝えるため”に、敢えて字体を崩したことから誕生したもの。同企画展には、相田氏が23歳の頃に全国コンクールで一等を獲ったという書も展示されており、書家としての半生が垣間見えます。

©️相田みつを美術館

相田氏が自分自身に向かって毎日、何十、何百枚と綴り続けた書。
やがて彼我を超越し、書に湧き出た”しんじつ”に、きっとこころを揺さぶられるはず。

相田みつを美術館

住所:東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム地下1F
アクセス:ホテルから電車 約15分
(JR京葉線「東京駅」地下1階コンコースにて連絡 4番出口 徒歩5分)

03生活雑貨の『中川政七商店』で、とっておきの傘選び

東京駅周辺で野外アートを鑑賞するなら、とびきり気分の上がる傘を手に入れたい。
次の目的地へ向かう前にやってきたのは、日本の工芸をベースにした生活雑貨を幅広く扱う『中川政七商店』。
上質な生活雑貨の揃う清雅な空間に、癒やされるひととき。
和晒ガーゼの羽織りや、涼やかな日本の精油など、雨の日の鬱蒼とした気分を晴らしてくれるアイテムが並びます。
選んだのは、目も覚めるような赤い傘。
最先端の撥水加工を施した「超耐久撥水の晴雨兼用折畳傘」(¥6,600/税込)だから、これから先も永いお付き合いができそう。早速、傘が映える緑の下でパチリ♪

中川政七商店 東京本店

住所:東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 4F
アクセス:ホテルから電車 約16分
(JR京葉線「東京駅」丸の内南口 徒歩7分)

04通りの自然とアートを愛でる
『丸の内ストリート
ギャラリー』

木戸 修 2017年制作

丸の内仲通り一帯にアートが並ぶ『丸の内ストリートギャラリー』では、近代彫刻や世界的な現代アーティストの作品に目を奪われて。木戸修氏の「SPIRAL.UQ」(2017年制作)は、螺旋のかたちそのものがテーマとなっているのだそう。角度によって印象の変わる、なんとも不可思議な体験。

金氏 徹平 2018年制作

アートの並ぶストリートを進んでいくと、平面的なイラストが立体になった金氏徹平氏の『Hard Boiled Daydream (Sculpture/Spook) #1』(2018年制作)を発見。この作品は、漫画の背景などに描かれた石・粘土・木など、彫刻作品の素材をモチーフとして構成されたものなのだとか。現実世界に突如現れた平面世界は、際立ってシュール。
雨の中のアート巡りは、発見と驚きがいっぱい。

丸の内ストリートギャラリー

住所:東京都千代田区丸の内3-3
アクセス:ホテルから電車 約16分
(JR京葉線「東京駅」丸の内南口 徒歩6分)

05近代日本の威容を誇る
『三菱一号館美術館』

by 三菱一号館美術館

最後を締めくくるのは、2010年春に開館した『三菱一号館美術館』。
19世紀後半から20世紀前半の近代美術を主題とした企画展(年3回)の素晴らしさもさることながら、1894年建設の「三菱一号館」を復元した赤煉瓦の建造もあっぱれ。 雨の魔法にかかったアートの街は、こんなにも煌めいていたんだ。
潮見を足場にした東京観光の魅力、またひとつ、発見です。

三菱一号館美術館

住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
アクセス:ホテルから電車 約15分
(JR京葉線「東京駅」丸の内南口 徒歩7分)
  • 藤松あや

    ほぼ隔月で全国各地の神社と宿を巡る、トラベルライター。念願叶って飼い始めた柴犬と、いっしょに旅する方法を模索中。旅には、高千穂神社の香り守 (杉のアロマエッセンス)と佐藤愛子史の本が欠かせない。

  • 小春日和はアート散歩へ。
    話題の清澄白河で感性を
    磨くひととき

  • 年末は気の置けないあの人と。
    門前仲町でちょい飲み&ぶらり旅

  • この冬をとびきり
    ロマンチックに。
    お台場で過ごすクリスマス

  • “ミクロな大冒険”を始めよう!
    トンネルを抜けて1/80サイズの不思議な世界へ

  • 秋よ、こんにちは。
    月島で美味しい・楽しい下町遊び

  • お忍びバカンス。
    東京湾の貸切クルージングで、非日常のひとときを

  • 夏詣へ、まいりましょ。
    ゆっくり、のんびり下町歩き

  • きらめく運河に、わたる潮風。
    初夏のひみつのさんぽ道

  • 潮見から未来へ出発!
    キッズと一緒に、
    遊び・学んで・芽吹く旅

  • ココロ弾む、春色に。
    いま、満開の桜に逢いに行こう

TOKYO BAY SHIOMI PRINCE HOTEL

〒135-0052 東京都江東区潮見2-8-16

TEL:03-6660-3222

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