正式には賀茂祭と呼ばれる、賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭です。
「路頭の儀」では平安装束をまとった人々が京都御所から下鴨神社、そして上賀茂神社までの道のりを練り歩きます。「源氏物語」にもその描写があります。
写真は、5月15日(水)の「賀茂祭(葵祭)」奉仕に先立ち、その年に京都在住の方から選ばれた斎王代以下女人列が御禊(祓)を執り行う儀式「斎王代禊の儀」の様子です。
上賀茂神社と交互に斎行され、本年は下鴨神社で斎行されます。
写真=下鴨神社での斎王代禊の儀(下鴨神社提供)
洛北のお出かけスポット(観光編)
京の祭と行事だより
春から秋にかけて行われれる京都の三大祭とは「葵祭」「祇園祭」「時代祭」のことを指します。
これらの祭と、お盆に行われる「五山の送り火」を総称して京都の四大行事と呼びます。
今回はこの四大行事と近隣で行われる行事についてご紹介します。
※それぞれの詳細につきましては、各施設にお問合せください。
京都の四大行事
京都の三大祭と五山の送り火
2024年5月15日(水) 葵祭
2024年7月1日(月)~31日(水) 祇園祭
祇園祭は八坂神社の祭礼で、7月1日(月)から1カ月にわたりさまざまな祭事が行われます。
17日(前祭=さきまつり)と24日(後祭=あとまつり)に行われる山鉾巡行では、山や鉾が「コンチキチン」の祇園囃子を響かせながら京都の市街地を巡行し、祭のハイライトと呼べる華やかな様子が見られます。
前祭と後祭それぞれの前日までに宵山(よいやま)があり、各山鉾の会所巡りができます。ご神体や装飾などが近くで見られる貴重な機会です。
写真=宵山の様子 (c)京都市メディア支援センター
2024年8月16日(金) 五山送り火
「京都五山送り火」は、お盆の精霊を送る伝統行事です。東山に大の字が浮かび上がり、続いて、松ケ崎に妙・法、西賀茂に船形、大北山に左大文字、そして、嵯峨に鳥居形が点ります。
出典:京都観光Navi
写真=松ヶ崎西山の「妙」
2024年10月22日(火) 時代祭
明治28(1895)年、第4回内国勧業博覧会が京都で開催されました。そして同年秋、平安遷都から1100年の紀念祭と式典が開催され、最終日に時代風俗行列が行われました。これが現在の時代祭となりました。
出典:京都観光Navi
ホテル近隣で行われる行事・イベント
2024年7月28日(日) 狸谷山不動院火渡り祭
18世紀に修験道の寺院として開山された狸谷山不動院は、約300年の歴史があり、がん封じ、厄除け、交通安全にご利益があるとされています。
「火渡り祭」では、狸谷山不動院の本堂で法要が行われた後、山伏の法螺が響く境内にて「火渡りの行」(写真)を鑑賞できます。
アクセス:ホテルから車で平常時約15分
住所:京都市左京区一乗寺松原町6