9月26～28日の3日間、「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」にN.Y.屈指のスターシェフ、David Bouley氏を招き、総料理長・高橋慶太とのコラボレーションイベント「The Bouley Magic Night」が開催されました。

その日の食材や天候、場所など、さまざまな要素からインスピレーションを得るスタイルは、N.Y.でも、東京でも変わらないBouley氏。当ホテルのギャラリー空間からは、何を感じていたのでしょうか。さらに旬の食材との出会いを求めて、早朝の築地や青山ファーマーズマーケットなど、都内各所へ自ら、足を運んでいたそう。

「同じ食材でも、昨日と今日のものは同じではない。その日の食材の状態から感じたものを生かした料理をお客さまに味わっていただきたい」という想いから、付け合わせやソースは、日々、異なるものに。その日、その時にしか、味わうことができない“Bouley Magic”に、お客さまは幸せな時間をお過ごしになれたのではないでしょうか。

“当日のお楽しみ”だったオードブルは、ふわりと泡立てた甘酒をジュレのように冷やし固めた一品。ほかにも、シェフからの贈り物として、メニューにはない3品目のデザートが登場するなど、美味しいサプライズのおもてなしには歓声もあがりました。

和食の調理法や食材が多く取り入れられた今回のメニュー。豆腐や麹といった体によい発酵食品も独自のアレンジで登場しました。これには、「医食同源」を目指すBouley氏の哲学を感じた、と高橋は語ります。今回のコラボレーションから得たエッセンス香るメニューが、「All-Day Dining OASIS GARDEN」に現れる日は遠くないかもしれません。