プールやサウナ、お風呂などの水まわりでの時間は、ゲストにとって心身のデトックスの意味もあるかと思います。特にその舞台がホテルであるならば、いかに心地いい環境を提供できるかが、そのホテルの個性にも繋がります。

このホテルのインテリアデザインを担当したロックウェルグル―プ・ヨーロッパは、高層階のメリットを存分にいかしたプール空間を考えました。施設の中に足を一歩踏み入れると、目の前に広がるのは壮大な眺望と爽やかな青を湛えた美しいプール。ここにもデザイナーこだわりの“アライバル・エクスペリエンス”が生かされています。中でもぜひご覧いただきたいのが、２枚目のお写真にある“スカイコリドー（空の回廊）”です。30階というロケーションに位置するプールは、泳ぐのはもちろん、プールサイドでの時間も楽しんでいただけます。そこで、プールサイドには窓際に向けたデッキチェアを配置。窓の外には視界を遮る高いビルがなく、横になりながらの景色までを見渡すことができます。

また、同じような眺望はお風呂からも味わうことが可能。男性用バスは大手町方面を臨み、大きな窓とふたつの浴槽（お湯と水風呂）が並びます。広い空とビル郡を眺めながら、ほどよい加減の湯に身を委ね、暑くなってきたら水風呂でクールダウン。同じくサウナのあとの絶景水風呂も格別です。遠くまで抜ける景色のなかで感じるこの温度差は、何度もリピートしたくなること必至です。