FUN!'S INTERVIEW #3
「パティシエが打ち上げる 夏の風物詩」
アフタヌーンティースイーツコース “天空の夏まつり~Summer Sweets Nostalgia~”をテーマにした飴細工
「DINING & BAR TABLE 9 TOKYO」にて2025年7月1日(火)〜9月15日(月・祝)販売中のアフタヌーンティースイーツコース “天空の夏まつり~Summer Sweets Nostalgia~”に合わせて、パティシエ森岡邦泰が制作した飴細工が期間限定で店内に展示。
グランデセール「夏花火」から着想を得た本作は、夏まつりの風物詩である夜空に咲く華やかな花火を、森岡の繊細な技術によって細部まで丁寧に表現したものです。夏まつりの懐かしさや高揚感を鮮やかに演出した、まるで本物の花火のような美しさを持つ飴細工。
この飴細工の制作現場へ潜入取材させていただきました。パティシエ森岡による制作工程の一部を特別にご紹介いたします。
- パティシエ 森岡邦泰 による飴細工 「夏花火」 概要
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【タイトル】
夏花火
【展示期間】
9月15日(月・祝)まで
【場所】
DINING & BAR TABLE 9 TOKYO(メインタワー 39F)
【制作者】
森岡邦泰[品川プリンスホテル 料飲部門(製菓・製パン)製菓担当]
夜空に広がる花火の繊細な光の軌跡を立体的に再現し、艶やかな光沢と繊細な色彩表現が見どころです。
森岡パティシエが一つ一つ手作業で仕上げたパーツは、艶やかな輝きと精緻な造形が際立ち、特に花火の
爆発部分は、多層構造と微細な色付けで華やかさを演出し、鑑賞者を惹きつけます。
制作工程のご紹介
パティシエが手がける飴細工は、繊細な技術と美意識が結晶したアートピースです。
制作には、温度管理以上に湿度の調整が重要となるため、作業場には必ず除湿器を設置し、理想的な環境を整えています。
今回は3つのパーツをご紹介。
① リボン状の飾りのパーツ
② 花火の大輪部分のパーツ
③ 土台に使うパーツ
基本編
加熱の過程で生まれるカラメル化が、作品に深みのある茶色のニュアンスをもたらします。
※とても高温のため、手袋なしでは触れません。
① リボン状の飾りのパーツ
艶々のリボンで作ったパーツが出来上がりました!
② 花火の大輪部分のパーツ
こんな風に一本一本手早く成形して、何本も作っていきます。
あっという間に、鮮やかでとても美しいパーツが何本もできました。
③ 土台に使うパーツ
まるで宝石のようなパーツです。
飴に繊細な細工を施した後は、造形の最終段階へ。
細やかな手作業によって、唯一無二の芸術作品へと仕上げられていきます。
型へ流し込んで作った土台の上に、大輪のパーツを一本一本配置していきます。
接着点をバーナーで炙り粘着性を持たせて、バランスを調整しながらエアダスターで風を入れ固定させます。
一本一本丁寧にこの作業を繰り返していき、大輪の部分は完成です。
このように、飴細工の制作には高度な技術と感性、そして環境への細やかな配慮が求められます。
パティシエの手から生まれる飴細工は、上質な美しさとともに、特別なひとときを彩ります。
さらに、飴細工は実物と写真でその表情が異なり、光の加減や見る角度によって、作品の印象が繊細に変化します。
レストランにお越しの際は、その場で写真に収めていただき、写真越しの美しさと、目の前に展示された実物の上品な輝きやエレガントな佇まいを見比べて、お楽しみいただけます。
◆「夏花火」展示場所◆
DINING & BAR TABLE 9 TOKYO(メインタワー 39F)
AWAラウンジ
- ◆森岡邦泰 プロフィール◆
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2007年に株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドに入社。
多数のコンテストに出場し、優れた成績を収める。
2022年の第29回内海杯技術コンクールで優勝し、2024年には権威ある国際製菓コンクール「シャルル・プルースト杯」への出場権を獲得。
現在、パティシエとしての技術に加え、講師としても活躍中。
彼が手掛ける飴細工は、伝統的な技術と現代的な感覚を融合させた作品であり、来場者に新たな美の世界を提供いたします。





