静寂の森に包まれた
「軽井沢」ならではの感動体験

日本有数の避暑地に佇むザ・プリンス 軽井沢で、
本当に価値あるものを知る人の心を満たす
上質な体験と深いやすらぎを。

軽井沢にはたくさんの魅力的な観光地があります。今回は、特に新緑が美しい季節に訪れるのにぴったりな軽井沢のおすすめ観光コースをご紹介します。

軽井沢から車で約40分。鬼押ハイウェーを進んでいくと、雄大な浅間山がその姿を現します。なだらかな稜線が青空と溶け合い、その美しさに思わず息をのむほど。目を奪われる景色の中を進んでいると、まるで異世界への扉が開いたような風景が目の前に広がります。
ごつごつとした岩場がまるで大地の力をむき出しにしているかのように感じさせる溶岩群です。これらの巨大な岩々は人の身長をゆうに超える約3メートル、約4メートルにも及び、火口から流れ出たその瞬間の姿を今なおとどめています。写真ではその迫力を充分伝えきれないので、ぜひ実際に訪れてその目で確かめて欲しいと思います。
浅間山を頂点に広がる雄大な景色を眺めていると、約240年前に起きた浅間山大噴火の壮絶さを肌で感じることができます。自然と歴史が織りなすこの異世界には、言葉を失うほどの圧倒的な美しさがあります。浅間山北麓ジオパークとして認定を受けているエリアです。


浅間山の大噴火が生んだ奇岩群が広がるこの絶景スポットには、溶岩が生み出した不思議な風景の中に遊歩道が整備されています。爽やかな高原の風に包まれながら散策すると、自然の持つ力強さを肌で感じることができます。春から夏にかけては色鮮やかな高山植物が彩りを添え、秋には紅葉が溶岩の黒と対比して一層美しく映えます。冬は雪の白と岩の黒が絶景となります。展望台からの壮大な眺望では、遠くにそびえる浅間山の雄姿も楽しめます。ここは、まさに自然の神秘を堪能できる場所です。


荒々しい岩場に圧倒されながらも、ふと足元に目を向けると、可憐な高山植物がさりげなくその存在感を示しています。黒々とした溶岩の隙間から顔をのぞかせる高山植物の花々の鮮やかな赤やピンクは、生命のたくましさを感じさせてくれます。
さらに歩みを進めると、岩の隙間にひっそりと光るヒカリゴケが目に飛び込んできます。これは、地元佐久で学生によって発見されました。園の岩場にも静かに息づいています。光の差し込む角度によっては、神秘的な輝きを放ち、まるで秘密の宝物を見つけたかのような気持ちになります。

園内には、浅間山の湧き水を活用したペット専用の水場が設けられており、 愛犬とともに散策を楽しむ多くの方に、ペットと共に快適に過ごせる環境が整っています。さらに、かつてトナカイが飼育されていた広大な敷地が現在は、鬼押ドッグラン(有料)としてご利用できます。ここでは全国からシベリアンハスキーが集うイベントなども開催されています。
浅間山の歴史を語るうえで欠かせないのが、1783年の大噴火です。この噴火により、溶岩流は周辺の村々を襲い、甚大な被害をもたらしました。鬼押出し園の五十嵐 亘孝さんによれば、「浅間山の鎮魂と、村の人々の供養のため、東京の寛永寺から僧侶が毎月訪れ、法要が執り行われています」とのこと。悲劇の記憶を受け継ぎ、鎮魂の祈りが現在も続けられています。
園内には、巨岩の形に合わせてユニークな名前が付けられた石が点在しており、自然の驚異を感じつつ楽しく散策できます。


観光ルートは途中でいくつも分かれており、中央に位置する『寛永寺別院 浅間山観音堂』でご朱印を授かったり、高台から遠くの山々まで見渡せる絶景を楽しんだりすることができます。途中には団子屋があり、甘味を味わいながら休憩したり、鐘楼堂(じょろうどう)で鐘をついたりと、それぞれのスタイルで楽しむことができます。
ぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

軽井沢の新緑の中、標高1,400mの神秘的な森を抜ける白糸ハイランドウェイ。そのゆるやかな坂道を進むにつれ、周囲の空気がひんやりと変化していくのを感じます。この全長10kmの美しい森の道は、マイナスイオンをたっぷり浴びられるウェルネスロードとして知られています。旧軽井沢から三笠通りを抜けると、そこはまるで大自然のトンネル。その先に待っているのが『白糸の滝』です。


森の中では、木々の間からこぼれる柔らかな光が静寂を包み込みます。聞こえてくるのは鳥のさえずりと、遠くから微かに響く水の音。自然の誘いを感じるまま、その音を頼りに進んでいくと、やがて白糸の滝の入口が現れます。日常の喧騒から解き放たれた、穏やかで澄んだ時間が流れている場所です。森の中で、かつ、豊富な水量の水辺を歩くと、少し肌寒く感じます。高い木々が空を覆い、新緑が美しく、神秘的ながらも、ほっと落ち着く癒しを感じます。
勢いよく流れる川の音に耳を傾けながら小径を上がると、目の前に広がるのは、高さ約3メートル、幅約70メートルの岩肌から流れ落ちる白糸のような滝。その美しさに目を奪われます。この滝は冬でも枯れることなく湧き出し、浅間山に降った雨が地下に浸透し、湧き出すまでには約6年もの歳月をかけています。水温は約11.8度と高めですが、これは火山活動による地熱の影響を受けているとされています。

滝の音に耳を傾けながらしばし佇むと、日頃の疲れや心の雑念が水とともに流れ落ちていくような感覚に包まれます。周囲の緑が生み出す自然の香りと滝の音が絶妙に調和し、心を穏やかに満たしてくれるのです。軽井沢を訪れる際には、ぜひこの静寂と美しさに触れてみてはいかがでしょうか。
白糸の滝は、軽井沢の豊かな自然を満喫できる人気スポットです。白糸の滝の魅力は、何といってもその幻想的な美しさと、癒しの空間です。
幅約70mにわたる滝は、地下水が岩肌から湧き出し、まるで細い糸のように流れ落ちるその様子が特徴的です。雨の影響を受けないため、いつ訪れても澄んだ美しい水を楽しむことができます。
滝周辺は豊かな緑に囲まれており、涼やかな空気が流れる中で心身ともにリラックスできる空間となっています。マイナスイオンをたっぷり浴びられる避暑地としても最適です。
軽井沢駅からバスで約25分とアクセスも良好で、気軽に訪れることができるのも魅力のひとつです。

軽井沢の白糸の滝は、湯川の源流となっています。この滝は、浅間山の伏流水(ふくりゅうすい:河川の表面を流れる表流水が地中に浸透して流れる地下水)が岩肌から染み出すことで形成される「潜流瀑(せんりゅうばく:伏流水が岩壁の割れ目などから出て流れ落ちる滝)」と呼ばれるタイプの滝で、年間を通じて一定の水量を保ち、晴雨に関係なく白糸のように流れ落ちることからその名が付けられました。

地質的には、約2万4千年前に黒斑山火山(※1:くろふやま)の山体が崩壊し、岩屑(がんせつ)なだれが堆積した地層と、1783年の浅間山の天明大噴火による軽石層の境界から伏流水が流れ出した偶然の産物とされています。また、その後、現在の美しい景観へと整備されました。
(※1:黒斑山は、浅間山の外輪山の最高峰で、標高2,404mの山です。黒斑山は、浅間火山の最も古い山体であり、約10万年前に活動が始まったと考えられています。黒斑山は、かつて標高約2800~2900mの美しい円錐形をした成層火山でしたが、2万3千年前の爆発によって、現在の半円形の断崖になったと考えられています)。
白糸の滝は四季折々の美しさを楽しめる観光名所であり、夏にはプロジェクションマッピング、冬には雪景色にライトアップが行われるなど、訪れる人々を魅了し続けています。軽井沢を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

軽井沢の静かな森に佇む「立ち寄りの湯 軽井沢千ヶ滝温泉(たちよりのゆ かるいざわせんがたきおんせん)」は、軽井沢駅から車で約15分の場所にあります。豊かな緑と澄んだ空気に包まれたこの温泉は、源泉かけ流しの湯が、訪れる人々の心と体をじんわりと癒してくれます。
露天風呂から眺める景色は格別です。木漏れ日が湯面にきらめき、贅沢なひとときが過ごせます。軽井沢の森を抜けて、ドライブや観光の後にふらりと立ち寄るのにぴったりな日帰り温泉スポットです。
軽井沢ならではの四季折々の風景が広がり、春は夏の初めころが芽吹き、夏は涼しげな森林に癒され、秋には紅葉が色を添え、冬は静かな雪景色が訪れる人を包み込みます。季節ごとに異なる美しさを楽しむことができるのも、この温泉の魅力です。
源泉かけ流しのお湯は柔らかく、肌に優しい泉質が特徴で、リラックス効果が高いと評判です。軽井沢の森に囲まれ、都会の喧騒を忘れて静かなひとときを過ごすことができます。
また、フィンランドコテージ・サウナは、遠赤外線による低温サウナで(約65℃)で、心地よく発汗作用を促します。
軽井沢千ヶ滝温泉は、軽井沢ならではの静けさと自然の美しさを満喫できる温泉地として、幅広い層の人々に愛され続けています。

軽井沢千ヶ滝温泉の歴史は比較的新しく、平成5年(1993年)に開湯しました。深度895mから湧き出る温泉は、『弱アルカリ性低張性高温泉』で、湯温は約50.7度と高めです。この泉質は肌をツルツルにすると評判で、訪れる人々から人気を集めています。
軽井沢の開発が進んだ大正時代には、千ヶ滝周辺で道路の新設や鉱泉の掘削が行われました。1977年には軽井沢スケートセンターホテル(のちの軽井沢千ヶ滝温泉ホテル)が開業し、1993年にスケートセンター内に入浴施設が設けられました。しかし、ホテルとスケートセンターは2009年に営業を終了し、その後、日帰り温泉施設として新たな形で営業を続けています。
軽井沢千ヶ滝温泉は、軽井沢の豊かな自然に囲まれた静かな温泉地として、多くの人々に癒しのひとときを提供しています。訪れる際には、この温泉の歴史に思いを馳せながら、ゆったりとした時間をお楽しみになってはいかがでしょうか。

住所:長野県北佐久郡軽井沢町千ヶ滝温泉
営業時間:平日 12:00NOON.~9:30P.M.
土休日/※特別日 10:30A.M.~10:00P.M.
※受付は営業終了時間の45分前まで
※営業時間などは変更となる場合があります。ご利用の際はご確認ください。
【特別日】2025年4月26日(土)~5月6日(火・振休)、7月19日(土)~21日(月・祝)、8月1日(金)~31日(日)、9月の土休日[9月6日(土)、7日(日)、20日(土)、21日(日)、23日(火・祝)、27日(土)、28日(日)、9月13日(土)~15日(月・祝)]
※内容は変更になる場合がありますので、あらかじめご確認のうえお出かけください。
定休日:無休
TEL:0267-46-1111
アクセス:軽井沢駅(JR北陸新幹線・しなの鉄道)から車で約15分

三笠通りから軽井沢銀座へ向かう途中、右手にひっそりと佇むのが『カフェ メリッジャーレ』です。やさしさと優雅さが調和した外観、そして店内は木の温もりにあふれ、さりげなく配置された小物や本が心地よい雰囲気を醸し出しています。
オーナーの後藤さんご夫婦の温かなおもてなしも、このカフェの大きな魅力のひとつ。こだわりの浅煎り(あさいり)コーヒーや人気のフレンチトースト、ランチメニューのパニーニなど、魅力的なメニューもたくさんそろっています。
店の周囲には豊かな緑が広がり、席から、窓の外のリスや鳥たちが餌を食べる姿を楽しむことができます。自然の林の中にリスは複数匹いて、ここの窓辺がお気に入り。中には、リスの見える席を予約するお客さまもいるほどの人気ぶりだそうです。自然と調和したこの特別な空間で、静かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
オーナーである後藤さんにお話を伺うと、「カフェを開きたいと思い勉強していた際に、東京・神保町の有名店と出会いました。そのコーヒーを飲んだ時、『これだ!このコーヒーを提供するお店を作りたい』と思ったのがきっかけです」と語られました。
また、「カフェを開くなら軽井沢がいい」と考え、移住を兼ねて軽井沢でお店をオープンされたとのこと。「特に浅煎りコーヒーにこだわり、当時は、軽井沢でも浅煎りコーヒーを提供しているお店はありましたが、ここまで浅煎りで果実感をしっかり感じられるコーヒーを提供しているお店は他にはなかったと思います」と、後藤さん。
浅煎りコーヒーとは、コーヒー豆の焙煎時間が短いことにより、豆本来の味わいがさっぱりとして酸味を感じやすい特徴を持つものです。一方、焙煎時間が長いものは「深煎り(ふかいり)」と呼ばれ、苦味や香ばしさを強く感じられるのが特徴。浅煎りは、コーヒー豆の個性や風味をより楽しむのに適したスタイルです。
ここでは、さまざまな種類の浅煎りコーヒーを提供しており、後藤さんは「ぜひ、ご自身の好みに合った浅煎りコーヒーを見つけて楽しんでいただければうれしいです」と話されています。


オーナーの後藤さんによれば、「浅煎りコーヒーのほかにもうひとつ、店の人気メニューを作りたくて挑戦したのがフレンチトーストです。プリンのような食感を目指して試行錯誤を重ね、ようやく完成しました。『今まで食べたフレンチトーストの中で一番おいしい』とおっしゃってくださるお客さまもいらして、その言葉は本当にうれしく思いました。甘さを抑えつつ、自然な甘みを感じられるよう丁寧に仕上げています」と話されます。
一番人気はプレーン味で、ほかにも抹茶味や、季節ごとにエスプレッソを効かせたラテ味、ロイヤルミルクティー仕立てのミルクティ味など、多彩なフレーバーを楽しめます。フレンチトーストは女性だけでなく男性からも支持されており、これを目的に一人で訪れる男性のお客さまも多いとのこと。それもまた、うれしいエピソードのひとつです。
フレンチトーストはモーニングやランチで楽しむことができます。また、店のピザ窯で焼き上げるパニーニも人気があり、こちらもモーニングやランチで提供されています。
軽井沢の朝散歩は格別です。三笠通りを散策したあと、こちらでモーニングを楽しむ旅行者や別荘に滞在されている方も多く訪れるそうです。また、店の前は三笠通りへと続くサイクリングコースにも面しており、「サイクリングの途中に、スイーツでひと休みされる方も大歓迎です」とのことです。
後藤さんは「浅煎りコーヒーは決して安価ではありませんが、フルーティーで今まで味わったことのない風味を楽しめる一杯です。この機会にぜひ試していただきたいです。窓の外にはリスや小鳥もやってきますので、眺めながら癒しの時間を過ごしていただければと思います」とおすすめします。


軽井沢でお店を開きたかった理由を尋ねると、後藤さんは「軽井沢は自然が豊かで歴史があり、独特の雰囲気が魅力です。建物にも外国文化が感じられ、それが軽井沢の自然と調和しているところがとても素敵だと思います」と語ります。
「メリッジャーレ」は、イタリア語で「木陰(こかげ)で休む」という意味を持ちます。軽井沢の木陰に包まれたこの場所で、浅煎りコーヒーとフレンチトーストを味わいながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢167-41
営業時間:モーニング 8:00A.M.~10:30A.M.
ランチ 11:30A.M.~2:00P.M.
カフェ 2:00A.M.〜5:00P.M.(LO 4:30P.M. CLOSE 5:00P.M.)
定休日:木曜日
TEL:0267-41-6181
アクセス:軽井沢駅(JR北陸新幹線・しなの鉄道)からバスで約4分「聖パウロ教会前」下車徒歩約3分、
JRバス「軽井沢」駅 徒歩23分

日本有数の避暑地に佇むザ・プリンス 軽井沢で、
本当に価値あるものを知る人の心を満たす
上質な体験と深いやすらぎを。