【やんばる初心者必見】おすすめのやんばる観光コース

「やんばる」とは、沖縄本島の北部エリアを指す地名。漢字では「山原」と書き、文字通り山の連なる原野という意味です。

平地の多い南部に比べて、標高400m級の山々が連なり、亜熱帯の森林から流れ出る川に沿って集落がつくられていった歴史があります。

手つかずの大自然「やんばるの森」に抱かれるように、絶滅危惧種をはじめとする貴重な生き物たちも数多く生息しており、この自然の楽園は2021年にユネスコ世界自然遺産に登録されています。

やんばるといえば、ここでしか見られない「ヤンバルクイナ」が生息しています。

1981年に新種として発見されたこの鳥は、赤いクチバシと脚が特徴で、飛べない代わりに素早く森の中を移動します。

しかし、外来種の脅威や交通事故にさらされ、深刻な絶滅の危機にあります。
そのため、この貴重な固有種を守るための保護活動が、やんばるの豊かな自然を未来へとつないでいく鍵となっているのです。

辺戸岬は、沖縄本島の最北端にある岬です。

岬の先へ伸びる遊歩道の右側は太平洋、左側は東シナ海。この2つの海がぶつかり合う岬の先端に立つと、まるで大海原の真ん中に立っているかのような気分を味わえます。

天気のいい日には、水平線の先に鹿児島県の与論島を眺めることができます。

辺戸岬の海は多様な生物が生息している上に透明度も高く、そのため人気のダイビングスポットとして知られています。

激しい海流によって形成された、ほかでは見られないユニークな地形や岩が多いのも人気の秘密。
なかでも有名なのが、海底鍾乳洞の「辺戸岬ドーム」です。

内部へ進むとエアードームと呼ばれる大きな空間があり、そこには黄金に輝く巨大な鍾乳石がいくつも見られます。ダイバーにしか見られない迫力の造形美に、圧倒されます。

ヤンバルクイナやノグチゲラなど、ここにしかいない固有種が数多く存在する特別な森、それが「やんばるの森」です。

世界自然遺産にも登録された亜熱帯の森林を全身で感じるには、森の中を歩くのが一番。

蝶の山と呼ばれる標高360mの「ネクマチヂ岳」には、ビギナーや家族連れでも参加できるトレッキングコースが整備されています。

山頂付近には、遠くのエメラルドブルーの海がのぞめる絶景ポイントも。

ぜひガイドの方と一緒に、やんばるの森の探検にでかけましょう。

青い海に、どこまでも続く白い砂浜。沖縄本島屈指の美しさを誇るのが「オクマビーチ」です。

約1kmも続く天然の白砂ロングビーチには、バナナボートやシュノーケリング、ダイビング、グラスボート体験など、さまざまなアクティビティも用意されています。

規模が大きいのに静かで人も少なめなのは、オクマプライベートビーチ＆リゾートの宿泊者のプライベートビーチだから。うれしいことに有料で宿泊者以外にも開放されています。

まるで海外のビーチリゾートにいるかのような贅沢な気分を味わえます。

空港のある沖縄、那覇市内から北部のやんばるへは、国道58号線をひたすら北へ進むのが便利です。

車を走らせていると、道の両脇には本土では見かけない街並みや看板に、ツルが巻きつく南国らしい街路樹。本土でのドライブでは見ない沖縄独特の景色が広がります。

琉球王国時代、人々が祈りをささげる神聖な場だったという大石林山。

2024年12月に「アスムイハイクス」という名称に変わりましたが、今も有名なパワースポットとして多くの人が訪れています。

ここではさまざまな形や大きさの石灰岩がのぞくやんばるの森を、音声ガイドを聞きながら巡る4つのトレッキングコースや、ガイドと巡る特別なコースも用意されています。

沖縄の不思議な景色に大地の力を感じずにはいられない、魅力的な場所です。

沖縄本島の最北端にある辺戸岬の岬の突端まで行くと、太平洋と東シナ海の荒波がぶつかり合う、ここでしか見られない海の絶景が広がります。

水平線のはるか先には、与論島が見えることも。

「ヤンバルクイナ展望台」から眺める辺戸岬の眺望も必見です。

また第二次大戦から1972年の本土復帰に至る沖縄の歴史を物語る、「祖国復帰闘争碑」もあります。

やんばるの森一帯は、生物多様性豊かなエリアとして2016年に「やんばる国立公園」として指定されました。

日本全体の0.1％に満たない小さな面積に、ヤンバルクイナやノグチゲラなど、ここにしか生息していない固有種が多いのが特徴です。

石灰岩の海食崖やカルスト地形、マングローブ林など多様な自然環境がぎゅっと凝縮してあるのも、沖縄を訪れる人の心を引き付けてやまない魅力です。

やんばるを離れる前に、やんばるならではの特産品がそろう「道の駅 ゆいゆい国頭」に立ち寄ってみませんか。

国頭村で古くから飲まれているお茶「おくみどり茶」や「からぎ茶」は、常に売り上げトップ10に入る人気商品。おみやげにもちょうど良い大きさです。

ほかにも、地元素材で作られたやさしい味のドーナツやマフィンなどのスイーツ類や黒糖製品や、陶芸品、木工品まで、やんばるの人たちの手で丁寧に作られた品がたくさん並んでいます。

名護市内にも土産物店が多くあります。

海沿いの国道71号線を下るなら、同じ名護市内にある道の駅「許田」がおすすめ。

沖縄第一号の道の駅で知られる許田には、許田オリジナル商品をはじめ多数のみやげ物や、地元の人が日常的に使うような商品までが豊富にそろっています。

新鮮な野菜やフルーツを前にすると、まるで地元のスーパーに買い物に来たかのような気分を味わえます。

那覇市内から車で平常時約30分の場所にある「沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん」。

その名前の通り、どのお部屋も海に面していて、海に沈む夕日を眺めながらアルコールでほっとひと息ついたり、やんばるでの思い出を語り合ったりと、思い思いに和やかな時間を過ごすことができます。

沖縄の食文化を満喫できるメニューも充実していて、ホテルにいながら沖縄を存分に楽しめます。

沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわんの最上階にはクラブフロアご宿泊のお客さま専用のインフィニティプールが広がります。海と空が溶け合うような絶景が自慢です。

まるで海とつながっているかのような開放感の中、日常を忘れ、心ゆくまでリラックスできます。
プールサイドには、ゆったりくつろげるデッキチェアも完備。

また、併設のスパエリアでは、旅の疲れを癒やす多彩なトリートメントをご用意しています。
専門のセラピストによる施術で、心身ともに深いリフレッシュを体験してください。

クラブフロアにご宿泊のお客さまだけが利用できるクラブラウンジ「UMIKAJI」は、より上質な滞在を求める方におすすめの特別な空間です。

「UMIKAJI」の最大の魅力は、専用のインフィニティプールがあることです。
夕焼けが美しいマジックアワーの景色を独り占めできます。
また、朝食の時間帯から生ビールを含むドリンクサービスを提供しており、優雅な朝を演出します。

さらに、不定期で開催される地元ハンドパン奏者のミニライブは、滞在に彩りを添えてくれます。
目の前に広がる宜野湾の海を眺めながら、特別なカクテルを片手に贅沢な時間をお過ごしください。

クラブラウンジ「UMIKAJI」
詳細はこちら

那覇市内を走るゆいレール「美栄橋」から徒歩約4分の場所にある「プリンススマートイン那覇」。

国道58号線沿いにあり、さらに国際通りへも歩けるというアクセスの良さが嬉しいポイントです。

沖縄本島をアクティブに、自由に楽しみたい人の拠点にぴったりです。