箱根神社の鳥居は、国道1号線にまたがっている第一鳥居から、境内の階段の上までの第五鳥居まであります。お時間がありましたら、ぜひ第一鳥居から順番にくぐってお参りください。ちなみに、湖上に浮かぶ鳥居は『平和の鳥居』で、第一~五には含みません。
箱根神社
日本三大仇討のひとつ、曽我物語の曽我兄弟が祀られている『曽我神社』が、参道の階段の途中(第四鳥居から第五鳥居の間)にあります。曽我兄弟の弟五郎は箱根神社に稚児として17歳まで奉仕し、仇討を願っていました。『鎌倉殿の13人で』17話冒頭、我が家の坪倉さん演じる工藤佑経に向かって「人殺し!」と石を投げつける兄弟が出てきましたが、どうやら曽我兄弟のようですね。工藤佑経は、この兄弟に、将来「仇討」されます。
箱根神社の境内内には、大小合わせて8つの摂社、末社があります。そのうちの一つが有名な九頭龍神社です。九頭龍神社の本宮は「箱根九頭龍の森」内にあります。こちらは分祀です。
九頭龍神社の前にある9つの龍の手水所。九頭龍水として、¥100で販売しているペットボトルに詰めて持ち帰ることができます。
成就水盤は、初穂料¥500のお札に、願い事と、その願いを成すために自分がすることを記し、この水流に流し願掛けをします。お札は水に溶ける紙でできており、流した瞬間にスーッと消えていきます。
樹齢千年を超える杉の大木の根元部分が大きく穴になっているご神木『安産杉』。源頼朝は政子の出産の際に、安産祈願で使いをこの神社に向かわせ、この安産杉へのお参りをさせています。
源頼朝三度大難を免れるの記
1180年に挙兵した源頼朝が石橋山の合戦で敗れるも、3回の絶体絶命の危機を免れた事が記されています。『鎌倉殿の13人』では、5話~6話で描かれています。
駐車場にある、「権現からめ餅」というお店の名物料理の一つ、『俺のうどん赤』。辛そうな色をしていますが、あまり辛くなく、鰹節の出汁の旨味が強いおいしいうどんです。