東海道歴史探訪の旅「絵巻旅。」

浦島太郎・金太郎など民話伝説をめぐる旅 ヒメとジイの道中記
浦島太郎編
浦島太郎・金太郎など民話伝説をめぐる旅 ヒメとジイの道中記
プロローグ


姫、甥っ子の太郎君に入園祝いに絵本を贈ったのを覚えてますかな?

うん、金太郎と浦島太郎だったかしら。

そうでしたな。その太郎君が金太郎に会いに行きたいと言い始めたそうで。

あは、かわいいわね。おとぎ話の人物に合いたいなんて。太郎仲間に会いに行くってわけね。

なんとも愛らしいですな。
ですが姫、おとぎ話と言えど、日本には金太郎や浦島太郎の伝説を今に伝える史跡が残っているのです。

え?何それ?二人の太郎は実在の人物なの?

さあ、それは今となっては知る由もありませんが、姫、太郎君と一緒に伝説にまつわる場所を巡って
その真偽を確かめてみてはいかがですかな?太郎君の願いを叶えてさしあげましょう。

いいわね!わたしこう見えても子供は好きなのよ。


横浜・浦島太郎編

太郎君、まずは浦島太郎の伝説を探りに行きましょう。浦島太郎の伝説は日本各地に点在しています。
その中で今回は横浜を訪ねてみましょう。

意外と近いのね・・・。

姫、この地図をご覧ください。

あら、面白い!地名に“浦島町”や“亀住町”だって!!“浦島丘”や“浦島中学校”まであるわ!!
※中学校は観光地ではないので地図には載せませんでした。

はい。横浜の東神奈川周辺は、浦島太郎が龍宮城から帰ってきて最後にたどり着いた場所として、
いくつかの史跡があります。まずは浦島太郎が龍宮城から持ち帰った観音像が祀られているという慶運寺、
通称うらしま寺に参りましょう。


亀住町
浦島町
浦島丘
浦島太郎
浦島中
亀甲のマンホール
亀のポール
町内の様々な場所で亀甲模様や亀のオブジェ、浦島太郎の絵などを見ることができる。
慶運寺(浦島寺)  慶運寺(浦島寺)  
慶運寺
横浜市神奈川区神奈川本町18-2
京急「仲木戸」駅より徒歩8分。
太郎
あ!亀さん!

ホント!いきなり門から亀の登場ね。
手水舎も亀の形をしているわ。

亀の形の石代は亀趺(キフ)といって、贔屓(ヒイキ)と
呼ばれる中国の伝説の動物で、龍の子供で亀に形が
似ており、怪力の持ち主と言う空想上の動物です。
“えこひいき”の語源にもなっていますな。
慶運寺(浦島寺)
慶運寺(浦島寺)
 
慶運寺(浦島寺)の観音堂

本堂全景。右隣の事務所で縁起を手に入れることができる。
 
本堂の向かいにある観音堂。残念ながら「秘仏」。12年に一度、「子年」にご開帳されます。
太郎
浦島太郎が龍宮城から持ち帰ったのは観音様じゃなくて玉手箱だよ?

そうです。横浜では浦島太郎は玉手箱と観音様を持ち帰ったとされています。龍宮城で過ごした時が、陸上では300年近く経っていて、父母がとうに亡くなったことを知った太郎は父母の墓を捜し求めます。途方にくれて乙姫との約束を忘れてふと玉手箱を空けてしまった場所が「箱根」で、地名の由来になったとする説もあります。そして背負っている観音菩薩が重過ぎてへたり込んだ場所が横浜で、そこに太郎の親の墓があったということです。そして観音様を祀り、自分の父と自らの墓(齢塚ヨワイヅカ)を建てたのが観福寿寺と言うお寺の始まりでした。ところが観福寿寺が火事にあい廃寺となり、火を免れた観音様が観福寿寺と縁のあったこの運慶寺に祀られたのです。(観福寿寺は運慶寺の末寺であった。)


浦島太郎物語
お寺が発行しているとは思えないシュールな漫画「浦島太郎物語」が描かれている縁起。秘仏の浦島観音のカラー写真も載っている。
横浜は浦島太郎が爺さんになっちゃった後の舞台なのね。

そうですな。ちなみに出身地は同じ神奈川県の三浦で、父が仕事の都合で京都に転任し、
そこで太郎は亀と出会ったということになっています。

げっ!浦島太郎は京都からここまであの重たそうな観音像を運んできたと言うの?

はは そういうことになりますな。さあ続いてすぐ近くの「成佛寺」に参りましょう。

太郎
そこには何があるの?

浦島太郎がその上で泣きまくったという岩があります。

・・・。

成佛寺
 
成佛寺

神奈川県横浜市神奈川区神奈川本町10-10
運慶寺からは京急の線路を挟んで徒歩3分。
横浜開港当初はアメリカ人宣教師の宿舎として使われ、その一人のヘボンは、あの「ヘボン式ローマ字」の生みの親。日本最初の和英辞典を完成した。境内に入りすぐ左の石がどうやら涙石。


浦島太郎涙石
こ・・・これ?涙石って・・・・・・。

・・・。そのようですな。

太郎
ちっちゃ!

太郎が岩の上で大泣きして、その雨のような
涙が岩を侵食したと言います。泣きすぎて岩
がちっちゃくなっちゃったんですな・・・。

次行こっか・・・。たろちん。

太郎
うん。

それでは、次は「連法寺」に参ります。
先ほどの慶運寺同様、廃寺となった
元祖うらしま寺の「満福寿寺」から移された
石碑があります。浦島太郎とその父の墓と
いわれているものです。

連法寺
 
連法寺
神奈川県横浜市神奈川区七島町21
最寄り駅は京急本線の子安。仲木戸からは2駅で、成佛寺からは道のりで2kmもないので歩くことも可能。その場合亀住町や浦島町などを通ることになる。歩くと約30分。
連法寺
連法寺
国道一号線に面しているのね。急な階段・・・

籠は呼びません

太郎
はやっ!

ふん

御覧なさい、門の木戸の紋章を。

太郎
あ、亀さん

さあ、住職にお願いしてきましたので
今日は特別に柵の中に入って
浦島太郎のお墓を拝見しましょう。

柵と塀に囲まれた場所に石塔群がある。住職が居れば一声かけて中に入れるが、なかなかお忙しいようで、訪ねたときも直後に法要があると出かけられた・・・。
 
連法寺
連法寺連法寺
2つある五重石塔が浦島太郎の父と
自分自身の「齢塚ヨワイヅカ」とされています。
その他に、何かを背中に乗せていたであろう
亀趺(キフ)と、亀趺に乗った観音像があります。

亀趺って、亀の形をした想像上の動物なのよね?
浦島太郎と関係あるの?

ううん、亀趺というのは亀の形をした台座の
ことで、それが龍の子供という位置づけの
空想の生き物「贔屓ひいき」であったり、
普通の亀であったりするのですが、贔屓の
場合はいかにも「龍の子」という、恐ろしい
牙と険しい形相で描かれている場合も多いです。
ここにある亀趺はいずれも比較的穏やかな顔を
していますが、観音様が乗っている亀趺は耳が
ありますから贔屓ではないでしょうか。上の物
が欠損しているほうは普通の亀っぽいですね。
しかし甲羅の盛り上がり方は陸亀のそれで、
海亀とはちと違いますな。ううん、浦島さんとの
関連性は今となっては謎ということでしょうか
・・・。

太郎
なんだ あの亀さんがお墓じゃないのか・・・。

はは、残念でしたな太郎君。さてお二方、次は「浦島太郎足洗井戸」を訪ねましょう。

なにそれ?浦島太郎が足を洗った場所?

はい、まさにその通りです。

・・・。

浦島太郎足洗井戸
 
浦島太郎足洗井戸
神奈川県横浜市神奈川区子安通1-183付近の民家と民家の間。
googleMapで示すと、
35.483824,139.646833

・・・。これがそうなの?周りに何も書いてないし、だいたい民家の間で、名所って
感じしないわね。

よおく御覧なさい姫、井戸に「浦島太郎ゆかりの遺跡」って書いてあるでしょ。

太郎
ちっちゃ!

ラミネート・・・。もしかしたら明日には剥がれてしまっているかもしれないわね。

まあまあ姫、ここではこの街並みを楽しみましょう。すぐそこにはみなとみらい
地区があり数々のビルが立ち並ぶ横浜にあって、昔ながらの街並みを残している
風情のある場所ではないですか。御覧なさい、他にも数々の井戸が現存しています。

浦島太郎足洗井戸

そうね。素敵な街。面白かったわ。ね、たろちん。それで爺、今日はどこに泊まるの?

はい、今日は「新横浜プリンスホテル」に宿を取りましょう」。
ここからだとJR横浜線の東神奈川駅から1本で行けますから。



新横浜プリンスホテル 新横浜プリンスホテルからの景色 今晩の姫たちの宿「新横浜プリンスホテル」。東海道新幹線の新横浜駅から徒歩2分の都市型高層ホテル。ビジネスユースはもちろん、横浜散策の拠点としても最適。今回姫たちが散策をした東神奈川からはJR横浜線1本でアクセス可能。





  浦島太郎・金太郎など民話伝説をめぐる旅


 矢印 浦島太郎編

 矢印 金太郎編

 矢印 天狗伝説編

 矢印 絵巻旅トップへ

 






  • 個人情報保護方針
  • サイトポリシー
  • サイトマップ
  • 会社情報
  • プレスリリース
  • 採用情報
  • 西武グループ会社一覧
Copyright (c) PRINCE HOTELS,INC. All rights reserved.